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レッドビーシュリンプとは

奇跡の赤、美の白

RUBY red bee shrimp

レッドビーシュリンプとは、御覧のように赤と白のシマシマが基本模様となるヌマエビ(淡水生)の一種です。最近ではシマシマではなく、真っ白や真っ黒(別種)などシュリンプの世界は多様になっていますが、火付け役はまさしくこのレッドビーシュリンプでした。

当時は1匹でうん十万という金額で取引されていましたが、あのころに比べれば値段の方はだいぶ落ち着いたようです。知らない方のために説明させていただくと、このレッドビーシュリンプ、もともとは黒かったのです。このページではレッドビーシュリンプの歴史と、それにまつわるエピソードをご紹介します。

RUBY red bee shrimp

左の写真がビーシュリンプですが、厳密にいえばこれはすでに改良が進んでいます。シマシマがハチに見えることからビーシュリンプと呼ばれていますが、原種のビーシュリンプの色は、白というよりは透明に近く、模様もマダラに近い冴えない色合いでした。ゼブラシュリンプに近かったかと思います。それがいかにして赤と白の美しいストライプ模様に進化したのでしょうか?

それは奇跡でした。愛知県のSさんという方が趣味でビーシュリンプを飼っていました。Sさんの水槽は井戸水を使用したphのやや高い水質で、それが原因の一部だと考えられます。しかしあくまで推測です。ある日、赤色のビーシュリンプは生まれてきました。Sさんはその美しさに魅了され、赤を固定させようと奮闘したそうです。長い年月をかけレッドビーシュリンプの原型が完成します。

RUBY red bee shrimp

レッドビーシュリンプは世に出回り、さらに多くの人たちにより白の発色をも固定化されます。この白の発色の良しあしこそ、のちのレッドビーシュリンプ文化の原点を築きました。(続きはこちら)レッドビーシュリンプを多く飼育していると、黒いビーシュリンプが生まれることが稀にあります。これは先祖帰りです。また、レッドビーシュリンプの発色を良くするために、ビーシュリンプと混血させる“戻し”という技術もあるように、二つはまぎれもなく同種なのです。それが奇跡と、人間の追及する美がもたらした改良により、現在の美しいレッドビーシュリンプがあるわけです。